女性の心と体を守る情報なび
10代〜20代の女性のみなさんへ。恋人とよい関係を築くために、避妊や性暴力に関する正しい知識を身につけましょう。

知っておきたい性知識

10代〜20代の若い世代のみなさんは、正しい性の知識を持っていますか?
「確実に避妊したい」「増えてきている性感染症から身を守りたい」と思っているなら、ふたりで安全な方法を選びたいですね。


性感染症(STD)について

この前から少しおりものが気になっています。
そこで、性的接触(性交やオーラルセックスなど)によって感染する病気、
性感染症(STD)について知りたいと思っています。
(23歳・社会人)

性感染症(STD)とは、「性的接触(性交やオーラルセックスなど)によって感染する病気」のことで、
梅毒、エイズ、淋菌感染症(淋病)、性器クラミジア感染症、性器ヘルペス、
尖圭コンジローマ、ケジラミ症などがあてはまります。
性感染症(STD)に感染していると、HIV(エイズウイルス)にも感染しやすくなります。

特に、性器クラミジア感染症は若い世代に感染者が多く、
女性が感染すると無症状のために気づかないまま感染が広がり、
将来は妊娠できなくなったりします。

どんな性感染症(STD)も最初から最後までコンドームをつけることが予防の第一です。
ピルを飲んでも予防はできません。

10〜20代女性の7割近くにオーラルセックス経験があると聞いていますので、
コンドーム使用だけでなくて、口からの感染にも気をつけないといけません。
フェラチオなどのオーラルセックスのときも、コンドームをつけることをおすすめします。

どんな予防法よりも、信頼できる相手とのセックスが一番の安全です。
(回答:助産師)

参考サイト


避妊

私は彼氏ができたばかりの高校生です。
彼氏は「膣外射精するから大丈夫」って言うけれど、私は不安です。
望まない妊娠も嫌だけど、中絶も嫌。
生理不順で妊娠に気づかなかった友達もいて、避妊にはどんな方法があるのか知りたいです。
(18歳・高校生)

人によってはオギノ式(※)や膣外射精をするから大丈夫という人もいますが、
生理不順な人もいますから、10代〜20代の若い世代には安全ではありません。

若い世代にはコンドーム使用(女性用と男性用)が多いのかもしれませんが、
実は避妊には不向きと言われています。
女性用の場合は性感染予防に効果的ですが、装着に慣れるまでに時間がかかります。
男性用の場合は破損や脱落の失敗が多く、使用に彼氏の協力が必要だからです。

避妊に向いているのは毎日飲むピルで、失敗が少ないと言われています。
ピルを手に入れるには、婦人科を受診して、ピルが飲めるかどうかの検査が必要です。

自分の身体の事だから、基礎体温表をつけて自分の月経周期を知っておくことが大切です。
また望まない妊娠を避けるためには、彼氏とセックスしないのも一つの方法です。
ぜひ、ふたりで話し合って安全な方法を選んで欲しいと思います。

※女性の月経周期から妊娠可能な期間を計算・予測して、その期間は性行為をしない、
または避妊する方法。
(回答:助産師)

参考サイト




[HOME]
[メール相談]
運営:NPO法人 FOSC
TEL:093-541-5805
◎スタッフの出張が多く常駐していません。留守電・FAX・メールでの連絡をお願いします。
Copyright © 2013 女性の心と体を守る情報なび AllRight Reserved,
2012年度ファイザープログラム〜心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援助成事業